海王丸航海

5/5米国時間(日本時間5/6)に、サンフランシスコに入港しました。 30日間の航海の詳細は帰国後に報告しますが、おおむね以下の通りです。 1)150年前の咸臨丸と同じ航跡をたどる 自然と向き合い、地球の実寸を測りながら航海し、その大きさには改めて驚いた。 150年前も同じだったと思う。 2)船員教育としての帆船に乗り、船・海のなんであるかを知った 船という一つの社会の中で、目的(ゴール)を達成するためには、船長始め全乗組員がコミュニケーションよろしく最新の情報を共有し規律を守りチームワークが非常に大事なことを学んだ。 昔も同じだったと思う。 3)当直を体験できた 大航海時代から、咸臨丸の時代も今も、24時間を6つに分け、交代で4時間ずつ当直を行って船を動かしている。当時の日誌に出てくる当直の内容が不明であったが、体験を通じてその何たるかを知り、今回の航海での一つの目的が達成できた。 4)帆船での帆走とは 船内生活は、帆走が連続24日程あり、船体傾斜max35度、平均15度が継続したが、すぐ慣れ、船酔いもせず楽しめた。 この経験は帆走ならではのもの。 5)出航前の目的達成 出航前から希望していたマスト登りも、メインマストのロイヤル(天辺、海面50m)に登ることもでき、満足している。 また、ゴールデンゲートブリッジを、登艢礼(元々は、マストのヤード=帆桁に立ち戦う意思がないことを見せる儀式)で通過し、またとない経験をさせていただいた。船長の配慮に感謝している。 ゴールデンゲートブリッジを登艢礼で通過
画像
小生は先頭のマストの一番下のヤードの写真右側(左舷)から3人目。後尾ジガーマストには幕府軍艦旗中黒長旗が翻っている。 ロイヤルタッチの場面
画像
     その他様々な収穫があったが、詳細は帰国後に語りたい。 「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
幕末・明治時代(日本史)ランキング 絵は三吉慎蔵と坂本龍馬です 励みになりますので、できれば以下のバナーもどうぞ にほんブログ村 歴史ブログ 幕末・明治維新へ
にほんブログ村