2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

海王丸と宝塚歌劇

この二つを並べても関係はないように見える。 ただ、ここでいう海王丸は、明治24年(1891)2月今古堂で出版された小説『海王丸』のこと。 著者は半井桃水。 半井家は、表向きは対馬藩医の家柄でもあったが、実際は釜山倭館に代々常駐する対朝鮮外交官の役割…

宝塚歌劇と近代文学

東京宝塚劇場にて本日から、「壬生義士伝」が公演される。 歌劇では小林一三の意思もあり、文芸作品を演じることが多い。 たとえば、坪内逍遥「桐一葉」、樋口一葉「たけくらべ」、 泉鏡花「天守物語」、谷崎潤一郎「春琴抄」、 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」、…