2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

品川沖の榎本艦隊その2

ランキング参加中歴史 「榎本艦隊最後の雄姿」との題で写真が載っている「別冊歴史読本ビジュアル版」(昭和63年)を入手した。 この写真は、『幕末・明治の日本海軍』に掲載されている写真や、Wikipeia「榎本武揚」に掲載の写真の元になったもので、説明に…

品川沖の榎本艦隊

ランキング参加中歴史 『幕末・明治の日本海軍』に掲載されている写真がある。 榎本艦隊が沖合に停泊している様子を撮影したものとされる。 Wikipedia「榎本武揚」などにも、同じ写真が掲載されており、手前に浜辺らしきものまで写っているのでWikipediaの掲…

旧土地台帳からみる三吉慎蔵

ランキング参加中歴史 〇三吉慎蔵の生家・小坂家 下関市の長府城下町にある横枕小路の端に、代々、小坂家が住んできた。 幕末時は、長府藩剣術指南役・小坂土佐九郎(9代)が暮らし、慎蔵もここで土佐九郎の次男に生まれている。 当時の地図では真ん中縦に横…

今日は長府藩士・三吉慎蔵の祥月命日

三吉慎蔵は世紀の改まった明治34年(1901)に71歳で長府で永眠した。慶應2年(1865)正月の龍馬と生死を共にした寺田屋遭難から35年後になり、今年は没後122年目になる。 明治11年末の慎蔵 晩年の写真 慎蔵の晩年の日記は、字がミミズがのたくったかの…

『 雨窓紀聞 』と『 麥叢録 』との関係について

先日、ヤフーオークションに『雨窓紀聞 下』が出品されたのをfacebookの投稿で知った。 確認すると、商品説明は以下の通り、 [題名] 雨窓紀聞 下、[著者] 竹陰穏士(小杉雅之進) 咸臨丸蒸気方 江差奉行並、 [発行所・発行年] 北畠茂兵衛 明治6年、 [仕様] …

福澤諭吉と小杉雅之進の写真

開陽丸子孫の会による主催で横浜開港資料館を訪れたおり、資料館の協力を得て、寄託されている先祖の史料を拝見する機会に恵まれた。 その中の一つに、小杉雅之進の写真があった。 小杉雅之進の18才の写真で、長崎海軍伝習所で三期生として当時の先端技術…

美嘉保丸遭難の余波

幕臣で海軍士官だった山田昌邦について、facebookで話題になり、気になって調べてみると、僕が従来より伝聞で聞いたことは間違っていた事が判明したので、記録しておきたい。 小杉雅之進は、仙台藩士で鴉組隊長の細谷十太夫の三男・辰三を養子にする。 晩年…

永井路子さんを偲んで

永井荷風と、永井智子と永井路子(1925年3月31日-2023年1月27日)のお話 明治時代に長府毛利家の屋敷があった麻布市兵衛町に、時代は下って大正8年(1919)に永井荷風(本名永井壮吉)が偏奇館を新築し移り住む。 そして旺盛な創作活動のなかで、才能豊かな荷…

鳥羽伏見の戦いでの東軍戦死者の回向

2/4、妙教寺による鳥羽伏見の戦いでの東軍戦死者の回向に行ってきました。前回の参加が2020年なので3年ぶりになります。 千両松に行く前に淀駅近くの光明寺の埋骨地をお参り 先代のご住職の跡をついだご子息のご住職と二人で、激戦のあった千両松と愛宕茶屋…

妙教寺による東軍戦死者の回向

明日2/4は、淀・妙教寺にて慶應4年(1868)正月の鳥羽伏見の戦いで倒れた東軍将兵の慰霊祭がある。これまで御住職は何代も替わられたが、戊辰戦争後今日まで連綿と東軍戦死者の回向を続けてこられた。回向は、激戦が行われた宇治川(淀川)堤の千両松の八番楳…