2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小杉家資料の記憶と記録 その3

小杉家には刀剣が何本かあるが、そのうちの2本を紹介したい。 一つは、備州長船祐定、大永四年八月日と刻む。 来歴は今となっては残念ながら分からない。 18歳の小杉雅之進が咸臨丸で渡米した際に、持参した刀と思いたい。 渡米時の小杉雅之進 https://userd…

小杉家資料の記憶と記録 その2

昨年、小杉辰三が創設に関わった神戸製鋼所の操業時の資料を、神戸製鋼所ヘ譲渡した。 神戸製鋼所は先の大戦時の空襲により史料は灰燼に帰しているので、今後あらたな社史を編纂するときに役に立つはずだ。 小杉辰三は慶応4年戊辰に、仙台藩烏組隊長・細谷…

小杉家資料の記憶と記録 その1

昨年、東京製綱所の創業時代の史料を、東京製綱所に譲渡した。 該社からは、当社にもない貴重なもの、と感謝される。 小杉家の資料を整理していて、ある図面と定款を見つけた。 図面には東京製綱株式会社小倉分工場と判があり、定款には「浅野小倉製鋼所定款…