2011-01-01から1年間の記事一覧

赤松小三郎の墓石

3週間ほど前になるが、洋式兵学者で、幕末いち早く議会政治の確立を提唱した赤松小三郎の墓石が、京都金戒光明寺の墓地から上田市に移された。 砂岩の墓石は劣化が激しいため新たに御影石で作り変えることになり、現在の墓石は赤松の故郷に引き取られ記念碑…

皆既月蝕

12/10はほぼ日本全国で皆既月蝕を見ることができた。 幕末とは関係ないが、小生の趣味の一つなので記念に記録しておく。 国立天文台によると、 今回の月蝕は、月蝕中の地平高度は高く、日本全国で始まりから終わりまでの全過程を最高の条件で見ることができ…

酢屋と龍馬

昨日、京都府庁旧本館連続講座Ⅳ「幕末歴史秘話・土佐編」を拝聴してきた。 講師は、材木商 十代目酢屋嘉兵衛(中川敦子)氏で、テーマは「酢屋と龍馬」。 なかなか聞けないお話を伺った。 酢屋嘉兵衛は、山城から出て、材木商として享保6年(1721)に京都三条…

品川歴史館特別展と上野散策

小学校の同窓会で上京したついでに、昨日、品川歴史館の特別展 「品川御台場 -幕末期江戸湾防備の拠点-」 を拝見し、久しぶりに上野谷中を散策してきた。 小生は小学校は3回転校した。 前橋市立桃川小学校に入学し、川崎市立登戸小学校、新宿区立落合第三…

武市半平太寓居跡

昨日、大阪龍馬会主催の墓前祭に出かけてきた。 今年の11/15の龍馬の命日は土日から外れているため、、料亭ツアーと史跡巡りを組み込んだイベントは日曜の11/13に設定された。 史跡めぐりで回ったコースは以下の通り。 八坂神社--> 霊山護国神社(龍馬・慎太…

古武士のような人物

11/12は義理の叔父の一周忌だった。 小生の尊敬する人物の一人で、古武士然とした、きわめて礼儀正しく曲がったことが嫌いな人だった。 陸軍士官学校を卒業したあと、選抜されて陸軍中野学校に入った。 満州の地に赴任し、戦後はシベリアに抑留される。 部下…

同志社創立者と大河のヒロイン

昨日京都南禅寺に用があったので、ついでに近くの若王子山に登ってきた。 この山の頂には、同志社の創立者新島襄を始め、妻八重、八重の両親と兄の山本覚馬、覚馬の次女、徳富蘇峯、そして中村半次郎の恋人村田さとなど同志社関係者が眠っている。 西田幾多…

咸臨丸子孫の会静岡旅行 2日目

10/30は、沼津市戸田で戸田造船郷土資料館を拝見し、伊豆の国市韮山では反射炉と江川邸を見学した。 たたみの宿「湯の花亭」を9時にバスで出発し、戸田に向かう。 戸田湾への途中で、ガイドをしていただく山口展徳氏が乗り込まれる。 山口氏は、本業が戸田…

咸臨丸子孫の会静岡旅行 1日目

咸臨丸子孫の会総勢38名の静岡旅行に参加し、静岡、清水、戸田、韮山など、咸臨丸ゆかりの史跡巡りをしてきた。 各々の箇所で、専門の方にガイドいただくという誠に贅沢な旅であった。 10/29からの一泊二日の旅程は以下の通り 10/29は、宝寿院(海舟の家)--> …

防長殉難者の顕彰

10/23京都東福寺の塔頭退耕庵において、明治維新防長殉難者顕彰会の平成23年度総会ならびに法要が営まれ、初めて参列してきた。 退耕庵は1346年に創建され、応仁の乱で荒廃したが、慶長年間(1596年-1615年)に寺持の安国寺恵瓊によって再興された。東福寺境…

下関長府訪問 3日目

本日は、 朝方、壇ノ浦砲台跡と 赤間神宮を訪ね、長府博物館で展示を拝見した後、同館で5時間ほど資料調査を行った。 万骨塔での山川健次郎霊石安置のため会津磐梯山の石の調達・制作に骨折り頂いた白虎隊の会の顧問である佐藤一男氏・石田明夫氏、会津支部…

下関長府訪問 2日目

本日は、 長府功山寺にて、三吉家の墓地に参ったあと五卿潜居の間でご住職の話を拝聴し、長府博物館に隣接の万骨塔で行われる霊石除幕式と平和祈念祭に臨んだ。 式典のあと直会に参加してから市内の史跡を巡り、晩は長府の友人と一献酌み交わした。 山川健次…

下関長府訪問

10/19より、2泊3日で下関長府を訪ねてきた。 目的は、 10/19 下関市役所での先祖調査、下関市長表敬訪問、山川健次郎と飯沼貞吉の御子孫の講演拝聴 10/20 長府万骨塔での山川健次郎霊石安置式参列、菩提寺お参り 10/21 長府博物館での史料調査。長府万骨塔に…

京都東福寺を訪ねて

10/10体育の日に、久しぶりに京都東福寺を訪ねた。 前日の講演会「幕末歴史秘話 長州編」の内容確認のためでもある。 東福寺の南岳に霊明神社が神葬祭を行った墓地がある。 また、たまたまこの日は、最後の攘夷志士といわれ霊明神社に実葬された朱雀操と戦っ…

幕末殉難志士を弔祭した霊明神社

10/9、京都府庁旧本館で開催された連続講座「幕末歴史秘話 長州編」を拝聴した。 講師は洛東霊山 志の聖地 霊明神社 八世神主 村上繁樹氏。会場はほぼ満席だった。 霊山はいわずと知れた幕末志士の聖地だが、なぜここに志士達の眠る墓があるのか、最近になっ…

会津鎮魂の旅 3日目

会津旅最終日の24日は、白虎隊の会のメンバーと飯盛山墓前祭に参列して玉串奉奠、 そのあとは、個人的に昨年と同じく院内御廟で松平家各代のお墓にお参りした。 11時開始の墓前祭まで時間があるため、妙国寺、滝沢本陣など市内史跡めぐりをしながら飯盛山…

会津鎮魂の旅 2日目

本日は、 午前は鶴ヶ城内にて会津藩公行列出陣式の見物と、鶴ヶ城一帯見学、午後は市内の戊辰戦争史跡めぐり、 晩は東山温泉で懇親会 会津藩公行列出陣式は初めて見学させていただいたが、歴史絵巻を見ているようで、なかなか見事な出来栄えだった。 行事と…

会津鎮魂の旅 1日目

会津落城の9月22日から24日まで、2泊3日で会津を1年ぶりに訪ねた。 白虎隊の会としての活動が主だが、目的はいくつかあり、以下の通り 22日、白虎隊自刃の地説明版除幕式、飯盛山一帯観光 23日、会津藩公行列見物、市内史跡めぐり 24日、飯盛…

会津と長州の出会い

一昨日、京都で講演会を拝聴した。 京都府庁旧本館を活用するため数年前より旧本館を会場とした講座が何回か企画されてきたが、今回は「幕末秘話 会津、長州、土佐」と銘打っての3回連続講座。 今回の1回目の会津編は、「生き残り白虎隊士の孫が語る”逆境…

地震学者 今村明恒

9/1の防災の日(関東大震災が起きた日)にちなみ、前回のNHK歴史秘話ヒストリアは、関東大震災を予知した地震学者今村明恒を取り上げた。時宜を得た番組内容だと思う。 今村は科学の力で自然災害に立ち向かっていった地震学のパイオニアとして知られる。 …

湊川神社を訪ねて

久し振りに湊川神社を訪ねてきた。 神社の神域には墓所と殉節地があり、様々な碑と献燈がある。 楠木正成(大楠公)の墓所には水戸光圀が建てた墓碑がある。 大楠公墓所(嗚呼忠臣楠子之墓) 光圀の筆になる「嗚呼忠臣楠子之墓」 墓所正面 この墓碑の建立によ…

西の光村弥兵衛、東の岩崎弥太郎

昨年末、明治時代の大阪商船に在職したある人物の調査を商船三井にお願いしたところ、「創業百年史」(1985年発行)を送って来られた。この社史により人物調査は終わっていたのだが、最近別件の調査のため読み直してみた。 社史は900頁弱の大冊で、300頁ほど…

摂海と摩耶山

先日帆船あこがれで四国一周を目指し、大阪を出港、明石海峡から瀬戸内の島々を縫って、足摺岬、室戸岬から紀伊水道、友ヶ島水道を抜けて大阪に戻ってきた。 航海した海域は、古来、様々な出来事があった場所であり、幕末時でも明治維新までの間に色々な事件…

あこがれ航海9日目 2011/07/10(日) 下船

航海の最終日。規則正しい健康的な、非日常の生活ともこれでお別れ。 また明日から現実的な日常生活に戻る。 悔いの残らないようにしっかりデッキ・船内の掃除をする。 9日間お世話になった方々ともお別れする。 またあこがれでお会いしましょう。ごきげん…

あこがれ航海8日目 2011/07/09(土) 「海 その愛」

本日朝、17時間半の帆走航海を終え、機走を開始する。 紀伊水道、友ヶ島水道を通って、午後には関空沖に至る。 下船を明日に控え、運動会とさよならパーティイーが催され、班の出し物として寸劇を行った。 天気 晴れ 正午時点で、 前日正午から(航行距離:…

あこがれ航海7日目 2011/07/08(金) 帆走2回目

本日、ジョン万次郎の故郷を離れ太平洋に乗り出し、2回目の帆走を体験する。 当直も都合4時間もあり、夜間当直時には今まで見たことがない満天の星空を見た。 天候晴れ 正午時点で、 前日正午から(航行距離:機走12マイル、大阪からの航行距離299マイル、残航207マイ…

あこがれ航海6日目 2011/07/07(木) ジョン万次郎の故郷を訪ねる

本日は一日、土佐清水の観光にあて、ジンベエザメの飼育状況の見学と郷土の偉人・ジョン万次郎の史跡巡りを行った。 巡ったコースは、 以布利センタ -->ジョン万次郎生家跡 -->鵜の岬-->足摺岬(ジョン万次郎銅像、灯台、金剛福寺) -->旭湯-->ジョン万…

あこがれ航海5日目 2011/07/06(水) 最初の帆走

本日は、3時間ほど待望の太平洋での帆走を体験。 15マイルを帆走航海して足摺岬沖に至り、タック替えを行い、その後、機走して土佐清水港に入港した。 天気 曇りのち雨 正午時点で、 前日正午から(航行距離:帆走10マイル/機走147マイル、大阪からの航行距離276マイル…

あこがれ航海4日目 2011/07/05(火) 難所・来島海峡を越える

本日はヤード渡り、掃除、「ジョン万次郎」の話、展帆・縮帆・展帆、当直、・・・ と忙しい一日だったが、それでも日本きっての難所といわれる来島海峡通過の様子をじっくり眺め、久し振りの夕陽を楽しむ余裕はあった。 来島海峡を渡る頃、メインマストに翻…

輪違屋と新撰組と

京都宵山の日、白虎隊の会の京都支部主催の夏の納涼会があり、久し振りに京都に出かけた。 昼に待ち合わせ、会のメンバーである島原輪違屋の司太夫のご案内で10名ほどの仲間と輪違屋と新撰組史跡めぐりを楽しんだ。 コースは、島原輪違屋-->壬生寺-->旧前…