2012年8月24日に中国国内在住の林凡氏が、釣魚島(尖閣諸島)は日本のものであると、ツイートとブログで発言した。
林凡氏のブログとツイートは、翌々日、中国政府機関により、彼女の記事をコピーしたサイトのブログを含めすべて削除され、中国国内では見ることができなくなった。
...僕は、既に削除済のブログは確認できなかったが、ツイートは削除前に見ることができた。必要を感じツイート内容をそのまま保存したが、5分後には関係当局により林凡人氏のツイート原文は削除された。まさにタッチの差だった。
彼女の発言は非常に的を得ているため、きちんと記録し、広報する必要を感じ、
①8月27日に、ツイートの中文原文と翻訳を、ブログ「幕末散歩」に掲載し、
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201208article_1.html
②8月28日に、中文ブログの翻訳を入手し、ブログ「幕末散歩」に掲載した。
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201208article_2.html
③9月28日に、中国語読者向けに、中文記事を、ブログ「幕末散歩」掲載し、
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201209article_2.html
④10月3日に、中国語読者向けにfacebook名「被中国政府自己抛弃了22年的钓鱼岛(釣魚台)」を作成した。
facebookは、通常は中国の言論統制のfirewallにより中国国内からは使えないが、個人ベースでの抜け道があることを、facebookの使用実績を調査し確認できた。
従って、中国国内の読者を対象に、facebookを作成した。もちろん、中国国内以外にも、台湾、東南アジア華僑など世界各地の、言論統制のない世界の中国語読者向けにも、facebookでの中文記事は有効である。
調べてみると、特に①と②の日本人向けのブログは、多くのブログやツイッターに取り上げられ、「幕末散歩」のアドレスも紹介されているケースがある。
ある元毎日新聞記者は、外務省は英文にして全世界に広報すべきだと、自分のブログで述べてもいた。
それが効いたかどうかは分からないが、
10月4日からは外務省のHPの掲載内容が変更になった。
もともと、尖閣諸島は琉球に属すると明言した人民日報の記事や中国の地図は一般にも知られてはいたが、
林凡氏の発言以後、
琉球に尖閣諸島が含まれるとの人民日報の記事、釣魚島ではなく尖閣諸島と明記し日本に属するとした中国国内での発行された地図などを、日本の領土であることの証拠として、外務省もHPで採用するようになった。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senkaku/index.html
林凡氏の発言を保存した各ブログとFBのそれぞれのアクセス数は、この1月半ほどで、
①ツイート:5,925 ②ブログ:1,284 ③中文ブログ:536 ④Facebook:不明であるが、
尖閣問題の緩急により、アクセス数も日々変化している。
早くアクセスゼロの日が来てほしいものである。