海の貴婦人

遣米使節150周年を記念し、咸臨丸が渡航したのと同じコースを海王丸が航海する。 4/7出帆し、桑港まで片道約一ヶ月かかる。 3月退職でフリーになることも記念し、先祖と同じ航海をしようと、勢いで応募してしまった。 今回の一般客は12名。審査での決定は今週中かと思われる。楽しみだ。
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海王丸練習船だが、ほぼ同じ大きさの日本丸と違い、通常は20名ほど一般客を乗せる。 従って練習船だけでなく、形としては客船としての設備(客室)を持っている。 先週、元部下と飲みに行った折、父親が一世代前の海王丸で訓練生として乗船していたことを知った。 船長をしていたとは聞いてはいたが、訓練時代に海王丸に乗っていたことは知らなかった。 これも縁であろうか。 2/7の咸臨丸子孫の会の総会では、参加申込をしたのを言いそびれたので、会終了後、報告した。 会からの応募は2名らしい。 また昨日、家の近くの診療所に出かけたが、話し好きの医者と大洋での航海の話になった。 すると突然、待合室に読みものとして置いてある一つのファイルを取りに行って貸してくれた。 見て驚いた。海王丸でハワイまで航海した航海日誌だ。 またこれも縁であろうか。奇縁というほかない。 一般客として乗り日誌をつけた人は、診療所の患者?で今年68歳。 7年前(2003年)の航海なので、乗船した年はほぼ今の僕と同年齢。 僕と全く違うのは、学生時代ヨットクラブに所属し、海と帆船知識、操船術を熟知してること。 航海日誌に出てくる専門用語は今だに分からない。これにはいつも悩まされる。。 ファイルによれば、一般乗客は平均年齢が60歳を超えるらしい。 定年退職者、中小企業主など自由な時間を自分で使える人間に限られるからだろうか。 一般乗客でも、訓練生と同じように、日々訓練・学習がある。 当たり前だが、怪我や死と隣合わせでもあり、すべて自分でしなければならない。 一航海毎に、人間が一回り大きくなるらしい。 小生の場合はどうだろうか。 ---------------------------------------------------------------------------- 本日15:30に連絡があり、渡航が決定した。 「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
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