僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。
ディヴィッド・バーガミニ『天皇の陰謀』
衝撃的な書名にまず驚かされる。
著者は、日本に生まれ育ち、戦争中は漢口、上海、フィリッピンにいたが、第二次大戦後、日本語資料を収集しまたインタビューを駆使し、「戦後」が終わろうとしている昭和47年に、その7年間の成果を世に問うた大作。
当時も日本国内ではタブーとされていた天皇家や、日中戦争、海外での皇族の犯罪と略奪などを調査纏めて、外国人の視点で天皇の戦争責任を問い、衝撃的な反響を巻き起こした。
最初に記述している南京大虐殺など、各論点に異論がないわけではないが、天皇と昭和史について新機軸を打ち出した書ではある。
翻訳者いいだももの元来のその思想はともかく、翻訳はしっかりしている。
よくもわるくも日中戦争、太平洋戦争について考えさせられた書。
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絵は三吉慎蔵と坂本龍馬です
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