ブックカバーチャレンジ 3日目

僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。 ディヴィッド・バーガミニ『天皇の陰謀』 衝撃的な書名にまず驚かされる。IMG_6767.JPG 著者は、日本に生まれ育ち、戦争中は漢口、上海、フィリッピンにいたが、第二次大戦後、日本語資料を収集しまたインタビューを駆使し、「戦後」が終わろうとしている昭和47年‎に、その7年間の成果を世に問うた大作。 当時も日本国内ではタブーとされていた天皇家や、日中戦争、海外での皇族の犯罪と略奪などを調査纏めて、外国人の視点で天皇の戦争責任を問い、衝撃的な反響を巻き起こした。 最初に記述している南京大虐殺など、各論点に異論がないわけではないが、天皇と昭和史について新機軸を打ち出した書ではある。 翻訳者いいだももの元来のその思想はともかく、翻訳はしっかりしている。 よくもわるくも日中戦争、太平洋戦争について考えさせられた書。 「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
幕末・明治時代(日本史)ランキング 絵は三吉慎蔵と坂本龍馬です 励みになりますので、できれば以下のバナーもどうぞ にほんブログ村 歴史ブログ 幕末・明治維新へ
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