海王丸下船式と中黒長旗返還式

海王丸は5/9に桑港を出港しハワイに寄った後、6/8に使命を果たし無事帰国した。 昨日10日は実習生の下船式と幕府軍艦旗の返還式があり、咸臨丸子孫の会からは会長以下5名が参加した。
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実習生は、真っ白な制服でいつもの船尾フード前の後甲板でクルーと一緒に整列し式典の始まるのを待っている。 1ヶ月ぶりに見ると、桑港で別れた後、また一段と日焼けし精神的にも逞しくなって帰ってきたように見受けられる。 式典は、中黒長旗返還式がまずあって、そのあと下船式にと進んだ。 今回の海王丸は、遣米使節150周年を記念し、米軍艦に乗船した正使に随行し太平洋を横断した咸臨丸の航跡を辿ることを目的の一つに航海した。 従って、咸臨丸子孫の会では、咸臨丸が太平洋横断時にマストに掲げていた幕府軍艦旗を、海王丸の大きさに合わせて8メートルの吹き流しに仕立て、東京出航時に海王丸に預けた。 東京出航時はミズンマスト、桑港入港時はジガーマストに中黒長旗はその雄姿を翻らせる。 咸臨丸運用方の鈴藤描く咸臨丸メインマストの中黒長旗
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                  4/7東京出航時、ミズンマストに
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5/3ゴールデンゲートブリッジ通過時、船尾のジガーマストに
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                5/5桑港入港時、ジガーマストに
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返還された中黒長旗には乾船長以下61名のクルーと実習生92名のサインが書かれていた。 子孫の会の宝物として大事にしますと言って、船長から会長が受け取った。 下船式では、長い間の訓練も終わり、またこれで全員が集まるのも最後でもあり、感極まっている実習生もいた。 これから船乗りとして、また船・海関係の仕事に従事するが、30日間一緒に過ごし日本の若者も捨てたものではないと何回も実感したものだ。練習船海王丸での訓練をベースとして社会に出てからも成長していくのが非常に楽しみな若者たち。ごきげんよー 「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
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