海王丸一般公開

本日、神戸第一突堤に停泊している海王丸の一般公開があり見学してきた。
画像
「神戸プラージュ」イベントが本日から8月末まで第一突堤で開催されるが、海王丸の参加はそれに花を添える。 ブラージュはフランス語で砂浜の意味で、「パリ・プラージュ」を参考に神戸市が企画した。ビーチサッカーやサンドアートなどのイベントが繰り広げられる予定。 海王丸に会うのは、6/10の下船式以来なので、1か月ぶり。 船長、一等航海士、三等航海士、いろいろとお世話になった人々に再びお会いし、挨拶ができた。 残念ながら、航海中に様々御教示頂いた次席一等航海士は授業中とのことで、お会いできなかった。 サンフランシスコまで一緒した研修生一人にも偶然にお会いした。海王丸クラブの会員?の面々を案内しておられたのでゆっくり旧交を暖める暇はなかったが、次回また機会があるだろう。航海中に受けた傷は結局全治4カ月で、まだ治療中とのことだった。 船の各所で、一般公開を観に来た人々を案内する実習生は、当たり前だがすべて新人に入れ替わっている。 一緒に航海した実習生92名は6/10に下船し、7/1には新しい実習生99名が乗船した。 案内に立っている実習生は、皆初々しい。聞くと、皆マストの一番上の帆桁(ロイヤル ヤード)までは登ったが、登艢礼は7/19が初めてだという。 船長公室には、咸臨丸子孫の会が贈った、幕府軍艦旗を三角にした旗がまだかかっていた。 船長はこの旗を見て、咸臨丸から元気をもらっているという。
画像
一等航海士に忙しく時間がない中で航海中の疑問点を質した。 航海中に風向の変化を予測し何回も風を受ける舷(船の側面)を反対側に変えた。ウェアリングは少ない人数で可能で当直のメンバーで対応できるが、タッキングは素早さが必要で全員での対応を要する。航海中、全員での作業が何回かありタッキングと思うが実際はどうだったのか? タッキングは、甲板部と実習生・研修生のほぼ全員が各マストのそれぞれの分担場所で、命令通りに、帆を揚げ降ろし一部の帆桁を上げ下げし帆桁を回すのに専念する。船長など一部の指揮官だけが船全体の動きを掴み作業のプロセス毎に都度命令を出すが、各部署で専念している者は全体の船の動きが分かりづらい。 ウェアリングも、タッキングもあったとの答えだった。タッキングはどうも教科書とは違う変則的な方法で行ったようだ。次回時間があるときにじっくり確認するつもり。
画像
画像
海王丸は、7/14に神戸に入港し19日14時に登艢礼をしながら神戸を出航する。 次の長崎では、7/22~26まで停泊し「海フェスタながさき 長崎帆船まつり」に参加する。 日本丸も同時に長崎に入港し、並んで7/24セイルドリルを行い、7/25一般公開をする。 帆走でしか見ることができない、全てのセイルを広げた美しい帆船の姿 が、その日2隻同時に観れる。 時間が許せば長崎に行きたいものだ。 船窓からみたオリエンタルホテルとポートタワー
画像
画像
「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
幕末・明治時代(日本史)ランキング 絵は三吉慎蔵と坂本龍馬です 励みになりますので、できれば以下のバナーもどうぞ にほんブログ村 歴史ブログ 幕末・明治維新へ
にほんブログ村