関東訪問その3 千葉さな講演会

12/12 あさくらゆう氏の講演「坂本龍馬の許嫁千葉さな 今、明かされる真実」 を拝聴してきた。 東京足立区興本地域学習センターが主催し、NPO法人千住文化普及会が共催。 講演会場に行く前に、北千住の旧日光街道、墨堤通りにある「千住 矢立茶屋」にお邪魔した。ここには、千葉さなについての最新の資料も置いてある。殆どはあさくらゆう氏の蒐集らしい。狭い場所ではあるがさなについて日本で一番資料が揃っているとのこと。 講演会を聴く前に通り一編だが目を通しておきたかったのでお寄りした。 http://yatatecyaya.okunohosomichi.net/ 実はここへくる前に東京都公文書館へでかけた。ロビーに「公文書に見る幕末維新の群像」と題し、十数点の資料を展示しており、中には千葉さなの直筆「御受取(建物等移転料承諾ニ付)」も入っている。 ところが、事前に確認すればよかったのだが、博物館と違い官庁のオフィスなので、日曜は文字通り入り口が閉じられていた。 ただ、その代わりと言っておかしいが、矢立茶屋にはそのコピーがきちんと展示されている。 講演まで時間がまだあるので、矢立茶屋の近くにあるさなが千住に最後に開業した治療所址を訪ねて、北千住から会場の興本まで歩いてみた。 まず、治療所址の案内板を探す。2010年4月に設置された説明内容には一生独身で過ごすとあるが、結婚していたことが設置後判明している
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日光街道に戻り北上すると、道筋は今でも商店が立ち並び、特に北千住の近辺は非常なにぎわいで、荒川までの間には昔の宿場の名残も散見される。
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講演は13:30より開始された。 講演に先立ち、千葉定吉の御子孫が挨拶をされた。
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また、会場に来られた千葉周作の御子孫の紹介もあった。矢立茶屋で事前に耳にしていたが、周作と定吉の御子孫の対面は今回が初めてとのこと。 余談だが、小生の4代前の人で、親子で彰義隊に参加した幕臣河島由路の菩提寺巣鴨にある本妙寺。そこに千葉周作の墓がある。
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あさくらゆう氏の講演は初めて拝聴したがなかなか早口で力強く迫力があり、史実をきちんと押さえての語りなのできわめて説得力がある。実に細かいことまでメモを見ずに素早く口から出てくる。なかなか記憶力がよく、頭の中でよく整理されておられるのが分かる。 話の内容は、1.千葉家について、2.千葉貞吉とその家族、3.千葉佐さな誕生から坂本龍馬の関係まで、4.維新後~横浜、そして結婚、5.千住での暮らし、についてで、小生の知らない話が多い。千住での暮らしについては地元ならではの詳細な内容だった。 氏は、千葉さなについて、新しい事実を次々に掘り起こし、さなの実像を次第に明らかにされてきたが、講演でも十分にその片鱗が確認できた。今が旬の幕末歴史研究家の一人と言ってもよいのだろう。 http://funnyara.blog69.fc2.com/blog-entry-695.html 拝聴させていただき有難うございました。 「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
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