関東訪問その2 小栗上野介展

12/11 高崎で開催されている「小栗上野之介」展を拝見し、晩は東京湾海王丸デッキパーティに参加した。 今年は遣米使節150周年で、日米両国で様々なイベントが目白押しに開催されたが、「小栗上野介」と銘打っての展示は珍しい。 小栗上野介の墓がある東善寺が協賛し、小栗上野介展実行委員会主催の展示会。
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高崎は小生には思い出の多い土地で、展示会に誘われ、つい東京から足を伸ばしてしまった。幼い頃前橋で暮らし最初に入学したのが前橋の桃川小学校。1学期が終わると群馬を離れその後小学校も3回転校するが、高崎観音がある公園は家族でよく遊びに来た懐かしい場所だ。
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さて、「小栗上野介」展。 高崎駅から会場までの沿道の両側には、展示会案内の旗が立っている。実行委員会、市と東善寺の力の入れ方が半端ではない。
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展示内容は殆どがパネル展示だが、全体の展示構成はなかなかよくできている。大きくは、①遣米使節の事跡と②小栗上野介の功績に展示が分かれ、順番通りに拝見していくと、当時の歴史背景、遣米使節の役割、小栗の功績がよくわかる設定になっている。 実はゆっくり拝見する時間の余裕がなく、予めお断りの上許可を得て写真を撮らせて頂いた。せっかくの展示をじっくり読み理解しないと失礼にあたるので、後日きちんと拝見するためである。初めて拝見する資料も十数点あった。 残念ながら会場には東善寺の御住職は不在だったが、当日夜メールを頂いた。 遣米使節の事績は明治政府の始めた学校教育で隠されてきており、「隠した証拠が咸臨丸の話」と見ている。従って、「日本人のほとんどが咸臨丸で遣米使節勝海舟が渡米した」と思いこんでいる。今回の展示はそういった誤った歴史観を正すためのものでもある。また展示の資料は、長年時間と費用をかけて蒐集したものなので、撮影した資料の取扱いに十分配慮願いたい、とのご依頼だった。 展示趣旨はもともと小生にも違和感はなく、また写真の取り扱いは当然のことなのでその旨ご返事を差し上げた。従ってこのブログでも資料撮影の写真は公表出来ない。 この会場では驚くことがあった。、遠い親戚筋にあたる咸臨丸子孫の会の事務局長に出くわしたのだ。遠い高崎で、同じ日に同じ時間帯に会うとは!奇遇にお互い驚いた。同じ血が流れていると考えや行動が同じ傾向を示すのだろうか? 慌ただしく高崎から東京に戻り、新橋からゆりかもめに乗って海王丸が停泊する国際会議場先の多目的埠頭に向かう。途中、船の科学館前には日本丸が停泊していた。
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今年海王丸に初めて乗り海王丸クラブに入会したので、海王丸のデッキパーティの参加は初めて。 パーティは、海王丸の船長始め乗組員、航海訓練所・海技教育財団の方々や、海王丸に乗船経験がある海王丸クラブの会員が集まり、年2回、東西で行われている。 会場では、サンフランシスコまで航海した皆さんと半年ぶりにお会いし、エキサイティングだった航海に話が弾んだ。楽しいパーティでした。ありがとうございます。
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