本日下船。
サンフランシスコでの一週間が始まる。
殆どを咸臨丸関係の史蹟・博物館巡りで過ごす。
また遣米使節、咸臨丸関係で初見の多くの方々にもお会いする予定。楽しみである。
本日晩は船長主催レセプションがあり、また海王丸にお邪魔した。
既に下船しているので、研修生ではなく一般社会人として。
天気 晴れ
0635 日出
この時期サンフランシスコの日出は0609だが、湾上に浮かぶ海王丸からみてサンフランシスコ市の上に陽が陽が昇ったのは0635だった。
0745 パイロット乗船
遠くにサンフランシスコ市街とオークランドベイブリッジが望見できる
0750 専任教官の最後の講義
航海中、講義や訓練で随分お世話になったが、接岸まで約半時間ほど、サンフランシスコ入港についてご教授頂いた後のことだが、半年後の2010年10月に海王丸の次期船長になられた
0810 入港へ
錨を巻き上げ、港に向かって機走を開始する
中黒長旗(幕府軍艦旗)が後尾ジガーマストに翻る
オークランドベイブリッジを越えた所で、タグボートが接船する
接岸するのは咸臨丸に由緒のあるピア9ではな、ピア27
岸壁では勇壮な太鼓の音の出迎えを受けた。外国で日本の音を聞くのは中々良いもの。打者は太鼓普及会?の米国人
歓迎
サンフランシスコへようこそ
祝 咸臨丸サンフランシスコ来航150周年記念 1860-2010
バックには、咸臨丸150周年を記念して米国小学生が描いた絵が並ぶ
1000 入港式典
岸壁で入港式典が行われた。
日米友好協会、在サンフランシスコ日系人会、遣米使節150周年実行委員会などの方々の歓迎のスピーチのあと、海王丸船長の英語と日本語による返礼の挨拶があった
小生は、手前の二列縦隊の先頭右側に整列した
1100 式典後に取材を受ける
共同通信社と現地サンフランシスコ・クロニクル2社の取材を船長公室と甲板で受けた。
その際、ゴールデンゲートブリッジを海王丸が登艢礼で通過する貴重な写真を頂戴した。
1200 下船
研修生の下船の時刻がきた
実習生・乗組員の見送りを受ける
ごきげんよう、に送られて海王丸を後にする
研修生12名は、下船するとアメリカで各自計画を持っている。
この場で、オリエンテーション1日と航海30日の併せて暮らした31日間、同じ居室で過ごし同じ釜の飯を食い飲んだ日々を懐かしみお互いのこれからの無事と健康を祈りながらお別れした。
1700 船長主催レセプション
滞在するホテルにチェックインし一休みした後、咸臨丸に関心のある研修生1名と、サンフランシスコの各界の人々を招待する海王丸船長主催のレセプションに出席した。
驚いたことに、この席で小生を待っておられる方がおられた。
この話は既に書いたことがあるので省略する。
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201011article_4.html
さて、30日間の海王丸の航海についてはこれで終わる。
明日からはサンフランシスコ近辺の咸臨丸関係の史蹟巡りなどをする計画でいる。
サンフランシスコでの史蹟巡りなどは、簡単には、昨年サンフランシスコ滞在中にも書いたことがある。
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201005article_1.html
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201005article_2.html
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201005article_3.html
今回の航海には、150年前の咸臨丸の航跡を辿り、先祖たちがどんな航海をしたのか、それを体験するのが目的で参加した。
150年前と今とでは、咸臨丸と海王丸の船の大きさも異なり、正確な気象海象データの入手の有無、船出した時期、実際に航海した北太平洋の状態も異なることから、全く同じ航海体験は期待はできない。
しかし、22日間もの連続帆走の中で当直を経験し人力で船を動かすことによって、自動化技術が発達した現代において、150年前と同じような帆船での操船の実態を垣間見れたのではないかと思っている。
このチャンスを与えていただいた、イベントを企画された関係者の方々、船長始め海王丸の乗組員、実習生、指導員そして一緒に航海した研修生の皆さんに感謝申し上げます。
また、最後になりましたが、今回、海王丸航海の日々を記録するにあたって、イメージで確認するため写真も多用しました。
小生撮影以外に、様々な方から頂き手元に入手済みの写真も活用しましたが、事前にお断りすることなく(実は誰が撮影したのか不明なものが多く)掲載していることをお詫び申し上げご容赦頂くようお願い申し上げます。
以上の次第ですので、本ブログの海王丸航海についての写真のコピー・利用については小生へ一報、お願いいたします。
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