本日は一日湾内に停泊し、甲板・船内をピカピカに磨く。
研修生は下船式があり、航海認定書を頂戴した。
夕方からは安直祝賀パーティがにぎやかに行われた。
天気 晴れ
昨夜は寝つきが悪く、0時、3時に起きてしまった。
湾内の錨泊で波もなく船体動揺や傾斜がゼロなのは28日振りで、本来はゆっくりと眠れるはず
なのだが、どうも傾斜や動揺があったほうがよく眠れるらしい。
昨日はゴールデンゲートブリッジを通過した
港には接岸せずに、右に大きく回り、オークランドベイブリッジを潜る
今は橋から数マイルの湾の真ん中に停泊している
0640 朝別科
甲板でいつもの様に、整列点呼報告、体操を行い、椰子の実掃除。
これは今日で最後となる。
0830 課業始め 船長との懇談会
①ロイヤルタッチ、②登艢礼の配慮など、最高の便宜を図って頂いたことのお礼を述べる。
「乗船中色々な不平不満があったとしても、下船後はそれも含め良い思い出として懐かしむもの」との話あり
小生の場合、経験的に後に残るのは良い思い出ばかり。
あえて言えば心残りは、
①荒天時化の時に甲板での経験ができなかったこと
(艦橋での見学には誘われたが・・・)
②端艇で洋上から海王丸を観る機会がなかったこと
(実習生は以前別航海で既に経験しているので、今航海では計画になかった)
また、最後に、
「船に乗っている間は、学生の実習生も一般人の研修生も分け隔てなく、訓練などで厳しく接してきた。しかし船に降りた後は、お互い社会人として交際させて頂きたい」との話で結ばれた。
1300 研修生下船式
乗船式と同じように、後部甲板フード前に実習生・研修生・乗組員全員が集まり、船長挨拶があって研修生の下船式が執り行われた。
遠洋体験航海の研修コース終了の認定書の授与式もあり、その後、船長・機関長と共に記念撮影。
船長の訓示
実習生へのお礼の挨拶
実習生からの返礼
船長・機関長を真ん中に記念撮影
1400 船長ブリーフィング
「今航海のまとめ」を行う。
これまでも、ポイントポイントで適時的確にブリーフィングを行い、船長の思いを実習生・研修生に語ってきた。
航海計画と実際の航跡、反省すべき点と達成したこと
上手くいっている時には先々の次の手を考え、準備をする
上手くいっていない時は、発想を変えてみる
過去の西海岸航海との時間比較、今航海は一番短い
先人から、船員となる諸君への贈る言葉
常に挑戦、船員魂を忘れるな!
1700 安着祝賀パーティ
サンフランシスコに無事到着し、安全到着を祝して全員参加の祝賀会が後部甲板フード前にて、様々な飲み物食べ物が用意され開かれた。
出されたのは食事だけでなく、学友会活動の各班と教官の出し物、アトラクション。
実習生は、
①ウクレレ班、②似顔絵班、③散髪班、④ヨガ班、⑤漁労班、⑥映画上映班、⑦歌唱班など、航海中の練習の成果発表の場になっている。なかなか皆芸達者。
教官による出し物もよくできていて、航海中の話題を題材にし、腹を抱えて笑えるものが多い。航海中の厳しい教官のイメージとは全くほど遠い。海王丸には、芸人が揃っている。
まずはさておき、乾杯!
お腹を膨らませてからアトラクションを待つ
皆、カメラやビデをカメラを持って楽しそう
これはウクレレ班。実はすべてのアトラクションは動画で撮影したため抱腹絶倒の他の班の出し物が掲載出来ない
研修生の仲間たち
楽しいパーティが終わってみると、さっそく作業表が張り出されている。
一航海が終わると塩風で傷んだマストとヤードを塗り直す。
研修生は明日下船するが、実習生はしばらく滞在した後、ハワイに向け出港する。
そのハワイまでの航海中の5月15日、16日に行う塗装作業分担表
「 人気blogランキング 」 に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
幕末・明治時代(日本史)ランキング
絵は三吉慎蔵と坂本龍馬です
励みになりますので、できれば以下のバナーもどうぞ
にほんブログ村