幕末の軍艦の中でも幕府軍艦・咸臨丸と開陽丸に関心がある。共に蒸気機関を備えた帆船である。
現在の日本の帆船では、大きさから、咸臨丸は大阪市所有の「あこがれ」、開陽丸は航海訓練所の「海王丸」「日本丸」に勝手に比定している。
2010年は、遣米使節派遣150周年の節目の年で、それを記念して企画された海王丸による咸臨丸の航跡を辿る航海イベントに応募し、サンフランシスコまで30日間の航海訓練が体験できた。
2011年は、あこがれによる四国一周9日間の航海訓練に参加した。
これにより、幕末軍艦の二隻に乗ってみたいという現在での夢を一応叶えたことにはなる。
しかし、帆船の航海訓練に参加してみて、機械化自動化が進んだ現在にあってわざわざ人力だけで操船することの面白さ、また日常生活を離れて帆船の操船という非日常を経験することの新鮮さ・楽しさに目覚めたこともあり、これからも機会があれば訓練航海を体験したいと願っている。
その意味では、あこがれについては、参加条件に特に制限はないため、航海訓練のチャンスはこれからも何回もあるだろう。
しかし「海王丸」の遠洋航海については、応募者が毎回多いため、一度遠洋航海を経験すると二度は乗れないという暗黙のルールがあるらしく、再度の訓練航海の機会はないとあきらめている。
ところが今年の東京~ハワイの遠洋航海は応募者が少なかったらしく、リピータでも応募できるとの情報を頂いた。
こんなことは、遠洋航海の企画では初めてではないのだろうか。
しかし折角のチャンスなのだが、4/7出帆からの28日間の航海期間は、小生のスケジュールの大部分が埋まっていて、信義の点からもキャンセルや動かすことが難しい。
残念ながらあきらめざるを得ない。
応募者が募集人員に満たないのはなぜなのだろうか?
個人的に感じていることだが、昨年の東日本大震災が発生して以後の傾向に思われる。
震災以後、航海訓練への一般人の応募が以前よりは少なくなったのではないだろうか。
昨年7月のあこがれでの四国一周航海でも、応募者は定員の半分にも満たなかった。
おかしな話ではあるが、応募者が募集人員に届かない状態が今後とも続くと予想されるのであれば、おそらく遠洋航海が予定されるであろう来年の4月~5月上旬について、事前には他の予定を入れずに空けておこうかと思っている。
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