日付変更線を通過したので次の日も、4/17(日)。
本日正午前に、サンフランシスコまでの半分の距離を航海した。早いものだ。
航海中に講演を2回する予定だが今日はその1回目の講演の日。
天気 曇り、後晴れが少し続き、雨
正午時点で、
前日正午からの(直航進路063、距離103マイル、東京からの距離2470,残航2464、平均8.24ノット)、
風向NW/W、風力5、ヤード(帆桁)左舷開き、
天候曇り、気温9.0、海水温度11.5、気圧1026.4、海面状態穏やか
船の位置 北緯40度00分、西経174度50分
時刻改正12分(累計-20時間42分)
0640 朝別科
船体傾斜がきついため、椰子の実での甲板磨きはない
7時07分のモニター
0800 当直 小生の当番は以下の通り
0800-0900 ウェザーホイル
0900-1000 リーサイド待機
1000-1100 ルックアウト
1100-1200 リーサイド待機
リーサイド待機の頃の様子
当直交代の時は更に傾斜がきつくなっていた。
船体傾斜にはもうすっかり慣れきっている
1500 機関専任教官の説明と機関室見学
機関科の業務内容は、咸臨丸に乗船した小杉雅之進が蒸気方手伝いでもあったので大変興味深く拝聴し、エンジン、造水機、プロペラシャフトなど機械類も興味深く拝見した。
機関科の仕事
機関科実習生が課業中
海王丸が機走する時の主機
1730 研修生11名を対象に「咸臨丸の歴史」を講演
幕末の歴史に今まで関心がなく、また咸臨丸についても初めての人には細かすぎるので、実習生用には編集し直しメリハリをつけることにした。
次回は4/21学友会活動の中で話す予定。
ところで、リーサイドの部屋には当直交代時の引き継ぎを含め、自由に記述できる雑記帳がある。
書いてあることはなかなか面白い。絵心のある学生もいて、上手にイラストを描いている。
中でも名言は、一言「帰りたい」
これだけ傾斜がきついと、とくに風呂場は滑りやすい。マットは滑り易く、裏にゴム止めなど滑り止め対策がなく非常に危険。とりあえず綱を渡してもらうように要望しておいた。
本日は事務部の心づくしの料理に舌鼓を打った、
船体動揺のある中、いつも手の込んだおいしい料理の提供、ありがとうございます。
船長より以下のメッセージがあった。
明日からは勢力の強い低気圧の影響を受ける。
本日の航海概要と気象概況
気象概況
①今晩は高気圧の北縁、明日は接近する低気圧の温暖前線下に位置する予定。
②今晩から風は徐々に逆転し、明朝にはWSW→SWで息の強い風となる。
③この接近する低気圧は、本船との距離は800マイルほどだが、980hpaを下回るほどの台風並みの強力な勢力を有していることから、明日から荒天準備をする。
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