4月に著者から謹呈頂いた『志士の峠』を今頃読んでいる。
忙しかったとはいえ誠に失礼なことであった。
読み始めるとなかなか面白く、また教えられることが多い。
中山忠光卿の奥方は、平戸藩主・松浦熈の娘富子だが、江戸屋敷の生まれ育ちとのこと。
天誅組挙兵の文久3年(1863)、16歳とのことなので、生まれは嘉永元年(1848)の頃になる。
実は、先祖調査で行き詰まっていることがある。
幕臣で彰義隊に参加し戦死した高祖父河島由路に、平戸藩江戸留守家老に嫁いだ妹がいる。
妹の名前は伝わっていないが、その息子は二人で、長男は正誼(一郎)、次男は正次(惟麿)と伝わる。
長男正誼は骨董商を営み、次男正次は逓信省に奉職したことはわかっているが、詳細は不明だ。
また、嫁いだ家老の姓名もわからないので、二人の姓も不明だ。
中山忠光卿の正室・富子が、嘉永から文久までの、江戸屋敷で生まれ育ったのであれば、家老やその奥方とは、お互い顔見知りの可能性が高くなるのではないだろうか。
この家老夫妻の調査の糸口がないか、志士の峠を読みながら考えている。
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