開陽丸の再潜水調査

6/13北海道新聞によると、 江差町は、慶應4年に座礁沈没した旧幕府軍の軍艦「開陽丸」を10年ぶり潜水調査する方針とのこと。 江差町教育委員会は7月末から潜水調査を行い保全方法を検討する計画だ。 今現在は、江差港付近の海底に沈む旧幕府軍の軍艦「開陽丸」の船体の一部は銅製の網をかぶせて保全されている。 開陽丸に搭載されていた遺物の引き揚げは終えているが、船体そのものの引き揚げは難しいことから、海底に沈んだ船体に銅製の網をかぶせて保存してきたが、今回の調査では網のかかり具合などを確認し、一部の網をめくって船体の状態を調べ、今後の保全の在り方を検討する考えのようだ。 開陽丸はオランダ製の木造軍艦。400馬力の蒸気機関と大砲26門などを備え、当時国内最強と言われた。箱館戦争の最中の明治元年(1868)、江差沖で座礁、沈没した。1975年から大規模な海底調査が行われ、大砲など遺物約3万点が引き揚げられている。 これまでも引き揚げ作業と引き上げられた遺物については、今ではその多くが江差の開陽丸記念館に保存展示され、また一部の遺物は開陽丸を建造したオランダ・ドルトレヒト市博物館でも保存されている。 開陽丸については、引き揚げ作業が一旦完了した際に、昭和53年(1978)8月8日から20日まで、銀座三越にて「甦る幕末の軍艦 開陽丸展」が開催された。主催は北海道江差教育委員会と開陽丸発掘調査委員会、後援は文化庁と在日オランダ王国大使館、協力は(財)日蘭学会。 この展示会に合わせ図録的な冊子が発刊されたが、開陽丸の発注建造から引渡し座礁沈没、引き揚げ作業とその結果までが66ページにわたり詳細に紹介されている。PXL_20220625_140510790.jpg 左はそのときの記念スタンプで、今では僕のお宝の一つになる。当時は全く幕末に関心もなかったので展示会は観に行っていないが、なぜか冊子本と共に本箱にある。 右のバッチは12年ほど前に加入した開陽丸子孫の会の会員バッチ。

 

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絵は三吉慎蔵と坂本龍馬です

 

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