鞆の浦

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過日、鞆の浦の「町並みひな祭り」で見つけた、嘉永5年の書き入れがある箱とお雛様。 黒船来航で幕末の激動の時代が幕を開けるが、その前年に作られた作品。 今では日本中のあちらこちらで、町を上げて雛人形を展示し、観光客を呼び込む雛めぐりが盛んになってきた。 大きなところでは、「真壁のひなまつり」、「日野ひなまつり紀行」がある。ただし、真壁は180体ぐらいの展示をしているが、昭和に入ってから製作された雛人形が殆どだ。 鞆の浦は、北前船が寄港し、瀬戸内海を航海する船の汐待ち、風待ちのための港だったため、船宿、商家が栄え、また各藩と提携し関わりある店も多く存在した。戦災に遭わなかったため、江戸時代からの雰囲気をたたえた町並みが残り、家と蔵もそのまま現存しているのが多い。 地域のこの特性を町おこしに活かそうと、古い蔵に眠っていたお雛様を店先に並べて、観光客を呼び込む運動を展開し始めて今年で7年目となる。江戸時代のお雛様など、他所では目に出来ない古いものが多い。
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鞆の浦は、また様々な歴史の舞台になった場所で、坂本龍馬のいろは丸事件でも有名だ。 上の写真は、事件当時、龍馬が滞在した枡屋と枡屋の2階にある隠れ部屋。小生が拝見させて頂いた時も、隠れ部屋は長く使用していないため、天井は崩れホコリだらけであった。 「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
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