歴史研究家の芳即正氏が亡くなれたとの報を受けた。
1月13日、96歳とのこと。
氏は、鹿児島県の近世・近代資料の発掘、研究に尽力し、県立図書館長、尚古集成館長などを歴任され、
薩摩藩関係の著作が多く、鹿児島県史料の編纂にも尽力されてきた。
鹿児島県史料では、
斉宣・斉興公史料、斉彬公史料、大久保利通史料、玉里島津家史料、西南戦争など、幕末維新史料の
半分近くの解題を書かれた。
一週間前のブログ(「鹿児島県史料」について)で、
昭和59年発刊の「旧雑録後編5 斉宣・斉興公史料」の序章に、
大山格之助が鹿児島県令の時に、県庁に保存されている薩摩藩時代の公文書を 「旧弊が抜けないから」
との理由で焼却してしまったために薩摩藩の歴史研究に大きな弊害を与えた、とある。
と書いたばかりだったので、驚いている。
ご冥福をお祈りいたします。
新聞記事 http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=37686