海王丸航海17日目 2010/04/22(木) 最終ステージへ

夜間当直のとき西の空が晴れ、星空が現れた。きれいに星座が確認できるのは2回目になる。 出航して2週間が過ぎ次の目標はサンフランシスコ。 予定を上回って帆走できたため第4ステージはもうないとの船長の宣言を聞いた後、船首の斜めマストに渡る。
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天気 晴れ 正午時点で、前日正午からの(直航進路069、距離195マイル、東京からの距離3551,残航1446、平均8.61ノット)、 風向NW/W、風力4、ヤード(帆桁)左舷開き、 天候晴れ、気温9.3、海水温度9.6、気圧1028.2、海面状態穏やか 船の位置 北緯40度08分、西経152度08分 時刻改正18分(累計-19時間09分) 0000 当直 小生の当番は以下の通り         0000-0100 リーサイド待機         0100-0200 ルックアウト         0200-0300 リーサイド待機         0300-0400 ウェザーホイル リーサイド待機のとき、だんだんと西の空が晴れ渡り星空が現れた。 北斗七星、北極星、乙女座・・・、フード前で当直航海士より星座の講義を受ける。実際の星座を目の前にして、星座にまつわるギリシャ神話の話が聞く。なかなかロマンティック。   0100からのルックアウトは、暗い海面を監視するのだが、非常に見にくい。 船首でもう一人の実習生と双眼鏡で水平線の辺りを船の灯光が見えないか、見回す。灯光は見つからない。 寒い夜で風もあり波もあって船首もある程度大きく上下するが、夜空に星も見え、なかなかできない体験が出来た。          当直が組み込まれた生活は、当直時間が日々4時間ずつ変わるように時間割られているので、朝昼晩夜の感覚がそれほど大きく変わることはない。若干ズレるだけですぐ慣れてしまう。 ただ、夜当直は2回目だが、最後のウェザーホイルは若干眠たかった。 当直交代後、0430頃就眠するも朝0800頃一回目が覚め、0925の時刻改正の放送で完全に起きた。 ま、5時間は寝ているので、睡眠時間は問題なし。    寝ている間にヤードを変更している。 船体傾斜が変わり頭の位置が足元より低くなっているのに、知らずにぐっすりと寝ていたことになる。              4/21 1813のモニター、右舷開き、風は南南西(正確にはS 4/3W)
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4/22 1236のモニター、左舷開き、風は西北西(正確にはNW/W 3/4W)
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1300 課業始め 1320 船長ブリーフィング   第2ステージ(4/14~4/21)の成果確認と、第3ステージ(4/22~5/5)の課題の説明があった。 計画を上回っての帆走ができたため、第3と第4は区切らずに、第3ステージのみとし、第4ステージはないとの言あり。あと1週間でサンフランシスコに着いてしまうような勢い。 ますます、静かな湾での端艇乗りが期待できそう。
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第2ステージの成果  低気圧もやり過ごし、ロイヤルヤードの揚降を実施で安全運航ができた。甲板当直を通じて実習訓練を積んだ
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第3ステージの課題  作業慣れに注意! 更に廉度を向上させる
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今後の直近の気象予想
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最後の航海だ 各自目標に向かって悔いないよう精一杯努力せよ
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1430 マスト渡り 船首部先端の斜めマスト(バウスプリット)に渡る。 立っているマストと違い斜めなので、登るとはいえない。 まず、いつもの通り準備体操で十分に身体をほぐす
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斜めマストを渡り始める
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斜めマストの先端に渡る
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船首が波を分けて船が進むのを観る。素晴らしい眺めだ。
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船首方向を見る。航海中ここからの景色はなかなか見れない
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マストの上からみた、船首へ戻る場面
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訓練終了後に記念写真
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                  船長より以下のメッセージがあった。 本日は青空の下、清々しい天気だった。 しかしながら、風が北へ変わったために乾球温度は10度を下回った。 今晩は再び南風に転じ、乾球温度も上がるはず。 そして、低気圧の接近に伴い等圧線が混んでくるために徐々に時化模様となってくる 本日の航海概要と気象概況 気象概況 ①未明1時には未だ高気圧圏内(北縁)だが、天気の移り変わりは早いので明日の晩には高気圧の後面に位置する。 ②今晩のうちは北風だが、高気圧のリッジ(峰)を越えると南成分を帯びてくる。風が南成分を帯びてきたならば、タック(風を受ける舷)を右舷に替える。 ③また、高気圧中心が離れるに従い、風は南方向に逆転するので、SWになったところでヤードを3.5ptsに開く。 ④明日一杯強風域に入らない見込みだが、時間とともに時化模様となる。 ⑤明日から荒天対策をする。平穏な天気は今日まで 「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
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