岐阜高須桑名訪問  岐阜編

歴史好きな仲間と岐阜で落ち合い、岐阜、高須、桑名を訪ねてきた。 5/7、5/8の二日間で廻ったーコースは、以下の通り 岐阜で郷土史田中豊氏の講演を拝聴した後、岐阜市歴史博物館-->岐阜城-->高須藩史跡-->海津市歴史民族博物館-->行基寺-->桑名城跡-->七里の渡し跡 岐阜では、まず岐阜市歴史博物館に向かった。 歴史博物館の前に設置されたロータリクラブの石碑
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歴史博物館
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博物館は古地図の展示会を開催しており、また5回シリーズの「信長塾」がちょうど開塾するところで、 一回目の今回は「戦国最後の京都攻防戦 織田信長浅井長政の戦い」がテーマだった。 さすが岐阜城下に相応しい講演内容だが、これは予約がないと入れないしもともと予定にもない。 今回の歴史探訪ツアーの企画者にアレンジしていただいた講師は、元中学校長の郷土史田中豊氏。
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氏は、古文書解読を独力で勉強し、地元に残る古文書を読み解いて故郷の歴史事実を明らかにして 故郷を見直す一助にしようと努力されている方。 今回の講演は、聴講者が幕末の歴史に関心があると知って、元々のテーマを変えて幕末関連を大幅に 取り入れた内容に変更されておられた。 内容は、①「いろは丸」を購入して自刃した大洲藩奉行国島六左衛門のルーツ、     ②美濃を通り上洛を目指した天狗党の足跡、     ③土佐山内家と大桑深尾家との関係解明、     ④吉田松陰の永訣書と絶筆について、     ⑤家康のルーツ、     ⑥鼠小僧次郎吉の取調書     ⑦「信長」の字の反切から見た予言 などなど、様々な話題について古文書から調査した内容を講演頂いた。 いずれも興味深い内容だが、史実は第一次史料の中にあるということが講演趣旨で、古文書から史実を追及するその姿勢に感銘を受けた。 講演後は、博物館で展示の古地図を拝見した。 16世紀から19世紀に作られた日本地図や世界地図約70点ほどが、美濃国の国絵図、日本図、世界図、欧州人が描いた日本地図などの分野に分け、展示されている。 貴重なものでは、「改正日本輿地路程全図」、世界最古の地球儀の複製、「官板実測日本地図」、海舟が監修した「大日本国沿海略図」がある。「大日本国沿海略図」はコピーを購入してきた。 また感心したのは、文久元年時点で、ほぼ正確な世界地図を日本で既に印刷していたこと。 これは今回の展示で恥ずかしながら初めて知った。 実は、この博物館には別に密かに期待していたことがあった。 会津藩寺田屋をめがけて大筒で砲撃し市中が焼失したとの記述がある、五島家の風聞書の確認である。 これは勤皇志士の温床である寺田屋会津藩が粉砕し、寺田屋は類焼ではなく火元だったと記述する、大垣藩役人の文書。 だが、市歴史博物館で確認すると、どうも県歴史資料館にあるらしく、小生の思い違いらしい。 また、別の機会に岐阜を訪問したときに拝見したい思っている。 「 人気blogランキング 」  に参加しました。よろしければ押してくださいませ。
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