BS朝日の「京都ぶらり歴史探訪」を拝見した。
一昨日1/7の放送は「歴史は冬に作られた!」で、様々な事件を取り上げていた。全体的には史実に基づいた内容が大半なのだが、寺田屋事件については疑問符がつく。
ま、主題は龍馬とお龍で、お龍が龍馬の命の恩人であることを強調して描くためとは思うが、一部に残念な内容もある。
ご存知のように、伏見寺田屋にて龍馬と三吉慎蔵が薩長連合が成り祝杯を挙げているところを、100人の捕り方が囲む。
風呂場から捕り方を目撃したお龍が二人に急を知らせる。
このときの闘いで龍馬は傷つき、(慎蔵と一緒に)隣家の雨戸を破って逃げる。
そして道を折曲がり、500mほど先の材木小屋に隠れるのだが、この逃走経路は何故か僕が推定している経路とほぼ同じだ。
一方で、お龍は変事を薩摩藩伏見屋敷に急報する。
ここまで放送したストーリーはまずまずよかったのだが、その後がまことにおかしい。
薩摩屋敷にいて急報を受けた大山彦八が船を出し、材木小屋から龍馬を救出してくる。これはよい。
ただ、お龍は、傷つき逃れた龍馬が現在どういう状況なのか、またどこに潜んでいるのか、全く分からないはずなのに、お龍の知らせで救出に成功したとの結論にしている。
材木小屋から薩摩屋敷に走り龍馬の隠れ場所を知らせた三吉慎蔵の話が抜けているのだが、これでは、話が飛びすぎではないだろうか?
ご参考
僕の推定した寺田屋からの逃走経路
1.寺田屋
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201707article_1.html
お龍の馳せ報知の姿
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201809article_1.html
2.材木納屋
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201707article_2.html
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201709article_1.html
3.寺田屋から材木納屋まで
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201707article_3.html
4.材木納屋から薩摩藩伏見屋敷まで
https://bakumatusanpo.seesaa.net/article/201707article_4.html
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絵は三吉慎蔵と坂本龍馬です
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